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『だから僕は君をさらう』
『だから僕は君をさらう』 著:斎藤千輪 版元:双葉文庫
古くからの名作「レオン」といい、
今世界的に大人気な「ミニオン」が仕えるグルーといい、
少女との出会いによって人が変わる作品って、キュンとします。
本作もある日墓地で出会った少女とミュージシャン志望の青年とのストーリーです。
偏見・マスコミ・世論を考えると、真実よりも守るべきものを優先する必要がある。
身内じゃなくても、出会って間もなくても、何を犠牲にしてでも守りたいものを見つけた人間は強くなれる。そこで生まれる絆はさらに強くて揺るがないものだと思う。
だから僕は君をさらう、その「だから」に込められた想いに熱くなって感動して、
世論の恐ろしさも知った。
最後に畳み上げる作品なだけあって再読したいと思うほど読み応えありました。
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