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ナイルパーチの女子会

今日は、不定期更新の深夜のひとりごと。


第二十八回山本周五郎賞&第三回高校生直木賞を受賞した、柚木麻子さんの小説。

2021年1月クールでドラマ化されました。


賞を受賞した小説作品はいつも気にしてはいますが、

先入観で読まない事もしばしば。

こちらもまだ読んだことのない作品のひとつでした。

ただ、"ナイルパーチ"という聞いたことのないワードが印象的で、ドラマを見てみることに。


オバケなんかより人間の方が怖い、

とよく言いますが、本当にそれを感じる。

ある意味、リアルホラードラマです。

登場人物の誰もが100%の悪人じゃないんですけど、

それって結構苦しいんだなと思います。


子どもの頃は"友だち100人できるかな"と、

何にも考えずに歌わされてきたけれど、実際友だちの数なんて本当はどうでもいい。

自分が素直にお話ができる人なら、ひとりでもいればいい。


究極ですが、このドラマを見ていると、

こんな思いをするなら友だちなんていない方がいい、とさえ思うはずですが、

きっと登場人物と似たような感情をどこかに持ったまま、

友だち付き合いをしている人って多いと思う。


コロナ禍が、ある意味救いの人もいるという。

大切なものを大切にできるような

ミニマルさがもっと広がってもいいのになと思います。


今週土曜日、第8回の放送です。

気になった方はぜひ見てみてください。



ナイルパーチとは、魚の名前。

日本では特定外来種とされ、勝手に放流することは禁止されています。

ナイルパーチが放流されることで、その場所の魚の生態系を壊してしまうほどの危険な魚、

と言われているそうです。




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