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『文体練習』
著:レーモン・クノー 訳:朝比奈弘治 版元:朝日出版社
「バスに乗っている時に口論を目撃し、その2時間後に、
同じ人物が別の駅で友人と話しているのを見かける」
この本に書かれているストーリーはこのお話1つだけ。
え。って思いますよね。
この1つのストーリーが99通りの異なる文体で書かれているところに、面白さがあります。
いろいろな角度や書き方によって、1つのストーリーの見え方はぐるぐると変わっていく。
文章っておもしろいなって思える作品です。
元々はフランスで1947年に発行された作品ですが、現在日本語を含めて30か国語以上翻訳されています。
この作品が世界的に人気の証だと思いませんか。
見つけた際はぜひ手にとってみてくださいね。
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